介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

年をとる事が日常生活に与える影響

      2015/11/07


最近は健康に対する意識やアンチエイジングへの関心の高さが注目される世の中になってきました。
しかし、そのような関心が無い方がいらっしゃることも事実です。

 
最近では「介護予防」という言葉があるように、高齢になっても介護が必要とならない体づくりが必要となって来ている時代に、これらに対して関心が無いのは、今後かなりの痛手をこうむる事にもつながりかねません。

 
この記事では年を取る事によって老化する体が日常生活に与える影響について述べています。

 

 
年をとる事が日常生活に与える影響
 

 

年を重ねると姿勢が変化する

年を重ねると姿勢が変化する
今の日本では健康への意識やアンチエイジングの効果からか、姿勢の良い高齢者の方が増えてきていると言われています。
しかし、個人差はありますが、加齢とともに姿勢の変化は訪れます。

 
それは、神経系機能の低下や筋肉・骨の編成により、姿勢を保つ力が衰えていくからです。

 
中には脊柱が全屈する事で「円背(猫背)」になったり、腰が曲がったり膝が伸びにくくなる「変形性関節症」になる人もいます。

 
このような姿勢の変化は、その人の生活習慣や姿勢への意識が影響しやすいと言われています。

 
例えば、前かがみや中腰姿勢の多い仕事に長年就いていた人は、どうしても脊柱が全屈し、猫背になりやすくなります。
よく、畑仕事のおばあさんの背中から腰にかけて丸く曲がっているのは、この事も関係しています。

 
前傾姿勢の歩行は、関節の動く範囲を制限してしまい、歩幅が減少します。
これにより、歩き方が不自然になり、バランスを崩しやすくなります。

 
最悪の場合、歩く事が怖くなり、家のなかでじっとしている等、生活習慣や意欲の低下を招きかねません。

 
このことから、ふだんから適度な運動で筋力のトレーニングを促すなど、正しい姿勢への意識づけが必要となります。

 

 

 

 

年を取る事でおこる皮膚の変化

年を取る事でおこる皮膚の変化
皮膚は体の表面にあるという性質上、変化や疾患が目立ちやすくなります。
特に、顔や首、手の甲などはいつも日光にさらされているため、紫外線その他さまざまな刺激を受けます。

 
加齢に伴う変化としては、発汗や皮脂分泌の機能の低下などにより、水分量が減少するので、皮膚は乾燥しやすくなり、ドライスキンになることもあります。

 
また、皮脂の分泌量が減少する事で、しわ、たるみ、乾燥、弾力の低下なども起こります。

 
これら外見上の変化が精神面に大きく影響する人もいます。とくに美意識が高い人がこの影響を受けやすいです。
特に、しわやたるみ、シミなどは他人から見れば些細な事であっても、本人にとっては一大事であることもあります。

 
このような悩みを抱えている人を気遣う場合は、その人の気持ちに寄り添い、日常生活の工夫や身だしなみへの配慮や助言をする事も大切です。

 

 

 

 

年を取る事でおこる毛髪の変化

年を取る事でおこる毛髪の変化
毛髪は頭蓋骨とともに、脳を外の刺激から守る等の重要な役割を持っています。
生長期間や2~6年で、その後自然に抜けていき、1日におよそ100本は脱毛すると言われてます。

 
若いうちから「髪が抜けやすい」「髪の毛のこしがなくなった」「髪の毛のボリュームが減った」と悩む人が増えてきましたが、抜け毛や薄毛は、男女を問わず加齢とともに進行する変化です。

 
最近では男性ホルモンである「テストステロン」の影響で薄毛が進行する事がわかり、それを食い止める研究がなされていますが、現在では根本的に毛髪の変化を止める方法は見つかっていません。
それどころか、最近では薄毛と言えば男性の象徴とも思われていましたが、女性の社会参画の影響からか女性の間でも若いころから薄毛が進行する事例もあるようです。

 
毛髪を保つには毛母細胞とよばれる細胞への「酸素」と「栄養」の供給が不可欠ですが、この細胞の新陳代謝が衰えると髪の寿命が短くなり、その結果、抜け毛や薄毛、白髪になります。

 
加齢以外にも、喫煙(ニコチン)やストレス(交感神経の興奮)で血管が収縮し、血液量が低下して毛根への血流が悪くなると、抜け毛が加速していきます。

 
脱毛の予防法としては、毛根の毛細血管の血流を低下させない事や、十分に栄養を摂る事、頭皮のマッサージや、ストレスの緩和などが重要となってきます。

 

 

 

 

年を取る事で起こる爪の変化

年を取る事で起こる爪の変化
爪は皮膚の表面上にある角質が変化したもので、かたいケラチンからできています。
加齢により毛細血管が減少する事で、爪の甲にたてに細い溝ができやすく、かたくなったり、もろくなったり、分厚くなったりするなどの変化が起こります。

 
また、足爪は変形や変色、白癬菌などの感染が高齢者全体の6割以上に達すると言われ、これによって歩行に必要なバランス機能が低下し、転倒発生率が増加していると言われています。

 
高齢者の場合、「転倒」は骨折に直結する出来事であり、高齢になった体は安静な状態が続くとすぐに機能が低下し、最悪の場合重度の認知症や命を落とす事さえあります。

 
つまり「爪だから」と甘く見ると大事に至りかねない部分であると言えます。

 

 

 

 

まとめ

指
この記事のまとめです。

  • 今の日本では健康への意識やアンチエイジングの効果からか、姿勢の良い高齢者の方が増えてきていると言われています。
  • 個人差はありますが、加齢とともに姿勢の変化は訪れます。
  • 神経系機能の低下や筋肉・骨の編成により、姿勢を保つ力が衰えていくからです。
  • ふだんから適度な運動で筋力のトレーニングを促すなど、正しい姿勢への意識づけが必要となります。
  • 皮膚は体の表面にあるという性質上、変化や疾患が目立ちやすくなります。
  • 特に、顔や首、手の甲などはいつも日光にさらされているため、紫外線その他さまざまな刺激を受けます。
  • 加齢に伴う変化としては、発汗や皮脂分泌の機能の低下などにより、水分量が減少するので、皮膚は乾燥しやすくなり、ドライスキンになることもあります。
  • 皮脂の分泌量が減少する事で、しわ、たるみ、乾燥、弾力の低下なども起こります。
  • 毛髪は頭蓋骨とともに、脳を外の刺激から守る等の重要な役割を持っています。
  • 若いうちから「髪が抜けやすい」「髪の毛のこしがなくなった」「髪の毛のボリュームが減った」と悩む人が増えてきましたが、抜け毛や薄毛は、男女を問わず加齢とともに進行する変化です。
  • 最近では薄毛と言えば男性の象徴とも思われていましたが、女性の社会参画の影響からか女性の間でも若いころから薄毛が進行する事例もあるようです。
  • 脱毛の予防法としては、毛根の毛細血管の血流を低下させない事や、十分に栄養を摂る事、頭皮のマッサージや、ストレスの緩和などが重要となってきます。
  • 爪は皮膚の表面上にある角質が変化したもので、かたいケラチンからできています。
  • 足爪は変形や変色、白癬菌などの感染が高齢者全体の6割以上に達すると言われ、これによって歩行に必要なバランス機能が低下し、転倒発生率が増加していると言われています。

 
年を取れば体は老化します。
老化によって起こってくる体の変化について知っておくことは、予防策を考える上で重要な事です。

 
年を取る事によって起こる体への様々な影響について今一度再認識し、体を健やかにしていくよう対策をしていくのが良いのではないでしょうか。

 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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