介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

HIV・エイズと予防対策について

      2015/11/07


介護や看護の現場ではHIV・エイズへの感染対策が重要です。
また、周囲にHIVやエイズを患っている方がいらっしゃる方も感染対策について知り、理解する事が重要です。

 
HIVやエイズには感染を予防するポイントがあり、そこを押さえておくことが重要なのです。
この記事ではエイズやHIVとは何かという事に加え、感染経路や感染力、予防について述べています。

 

 
HIV・エイズと予防対策について
 

 

エイズとHIVとは

エイズとHIVとは
エイズは後天性免疫不全症候群の事で、「AIDS」と呼ばれています。
エイズは、ヒト免疫不全ウィルスである「HIV」に感染する事で、免疫細胞が破壊されます。

 
これにより、免疫不全状態を引き起こす感染症です。

 

 

 

 

HIVに感染した場合の経過

HIVに感染した場合の経過
HIVに感染した場合、6~8週間で血液中の抗HIV抗体が陽性となります。

 
症状のない無症候期と言われる状態が5~10年経過した後、全身倦怠感や発熱、体重減少などの症状を引き起こします。
この状態がよくなったり、悪くなったりを繰り返していくうち、更に免疫不全状態が進行していき、次のような症状を発症するとエイズと診断されます。

  • ニューモシスチス肺炎
  • カポジ肉腫
  • 重症のカンジダ症
  • 重症のヘルペス症など

 
HIVに感染すると脳症を引き起こしたり、重度の感染症によって死に至るケースがあるそうです。

 

 

 

 

HIVの感染経路について

HIVの感染経路について
HIV感染は血液、精液、膣分泌液などを介して起こるため、次の三つのルートが主な物とされています。

  • HIV感染者・エイズ患者との性行為
  • HIVに汚染された血液や血液製剤による感染
  • 母子感染

 
このうち、日本で最も注意が必要なのは、HIV感染者・エイズ患者との性行為と言われています。

 

 

 

 

HIVの感染力について

HIVの感染力について
HIVは感染力の弱いウィルスなので、つり革やドアノブの接触、食器・コップの共有、くしゃみや咳から感染する事はありません。

 
そのため、介護や看病を通じてHIVに感染する事はありませんが、血液が付着している物に直接触れる事は、HIVの他にB型肝炎など、感染力の強いウィルスに感染する事があり得ますので、避ける事が大切です。

 

 

 

 

HIVの治療について

HIV・エイズの治療
近年では、医学・医療の進歩により、発病前に早期治療を行う事で、エイズの発症を抑える等、延命効果が期待されています。
なので、感染の機会が疑われる場合は、必ず検査を受け、発病前に治療を開始する事が重要です。

 

 

 

 

まとめ

指
この記事のまとめです。

  • エイズは後天性免疫不全症候群の事で、「AIDS」と呼ばれています。
  • エイズは、ヒト免疫不全ウィルスである「HIV」に感染する事で、免疫細胞が破壊されます。
  • これにより、免疫不全状態を引き起こす感染症です。
  • HIVに感染した場合、6~8習慣で血液中の抗HIV抗体が陽性となります。
  • 症状のない無症候期と言われる状態が5~10年経過した後、全身倦怠感や発熱、体重減少などの症状を引き起こします。
  • 次のような症状を発症するとエイズと診断されます。
    1. ニューモシスチス肺炎
    2. カポジ肉腫
    3. 重症のカンジダ症
    4. 重症のヘルペス症など
  • HIV感染は血液、精液、膣分泌液などを介して起こるため、次の三つのルートが主な物とされています。
    1. HIV感染者・エイズ患者との性行為
    2. HIVに汚染された血液や血液製剤による感染
    3. 母子感染
  • HIVは感染力の弱いウィルスなので、つり革やドアノブの接触、食器・コップの共有、くしゃみや咳から感染する事はありません。
  • 介護や看病を通じてHIVに感染する事はありませんが、血液が付着している物に直接触れる事は、HIVの他にB型肝炎など、感染力の強いウィルスに感染する事があり得ますので、避ける事が大切です。
  • 感染の機会が疑われる場合は、必ず検査を受け、発病前に治療を開始する事が重要です。

 
HIVに感染してした疑いがある場合は、必ず検査を受け発病前に治療を開始する事がとても大切です。
周囲に患者さんがいらっしゃる場合は、「感染力がとても小さい」という事を念頭においておくことで、むやみに避けたりすることはなくなるでしょう。

 
医学・医療が進歩してきている事からHIVやエイズに対する治療が根本的に可能となる日はもしかすると近いのかもしれません。

 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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