介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

人との接し方 人間関係のプロである介護職

      2015/11/07


人間が生活をしていくうえで、必ず人と接しますよね。
誰とも接することなく生きている人なんていません、必ず誰かと接して人は生きています。

 
日常生活を送る上でも社会的な生活を送る上でも誰だって人は誰かに関わり、誰かの協力を得て、誰かに協力をして今日を生きているはずです。

 
とりわけ介護職というのは日常生活における人間関係のプロです。
介護職は介護のサービスを利用する利用者や入居者との人間関係も然り、チーム内での人間関係も醸成する必要があるからです。

 
介護職における人間関係の技術というのは何も介護の仕事だけではなく、日常生活の友人関係や家族関係にも応用する事が出来ます。
この記事では介護のみならず、さまざまな場面で使える人との接し方について紹介しています。

 
介護をする上で「人との付き合い方」というのは避けて通る事はできません。

 

 
人との接し方 人間関係のプロである介護職
 

 

人との接し方 最初は相手の歴史を知ろう

人との接し方 最初は相手の歴史を知ろう
人と接していくうえでは何よりも相手の事を知るという事が重要です。
相手の事を知る事は今後の人間関係を作り上げていくうえでもとりわけ重要である事は多くの人が生きてきた中で実感している事でしょう。

 
相手の事を知ると言っても漠然とし過ぎて何を知ればいいのかわからないことだってあるでしょう。
人と接する上では相手の事を知る第一のポイントとしては最初は相手の持つ「歴史」についてコミュニケーションの中から聞いてみましょう。

 
人には産まれた瞬間からその人の歴史が始まります。
介護を必要とする人でもそうでない人であっても、それぞれの”歴史”があり、今のその人を作り上げています。

 
生まれた場所、時間、季節、家族関係等、生まれた瞬間からその人が持つ歴史が作り上げられるという事をまずは念頭に置いて置く事がここでは重要です。

 
人と付き合っていく中で相手の歴史である「過去」「現在」「歴史」「時代」を知る事は相手の事を理解する一歩となるのです。

 

 

 

相手の歴史を知るメリット

相手の歴史を知るメリット
先ほども申し上げた通り、人は生まれたときから自分の歴史が始まり、多くの情報を持つ事になります。
子供であっても、大人であっても、高齢者であっても人は「一人の人間」として存在し歴史があるのです。

 
その人が今まで自分なりに作り上げてきた独自の生活スタイル、生活へのこだわり、その人だからできる生活は相手の持つ歴史の中から作り上げられてきたものと言えるでしょう。

 
人との接し方では歴史を見る事で、相手の現在を理解する事に繋がります。
相手がどんな事があって趣味を始めたのかという事や、今ここに居る理由などなど様々な情報が相手の歴史の中にはぎっしり詰まっているのです。

 
相手の好みを知る事や相手の現在の状況を知る事ももちろん重要ですが、相手の歴史を知る事でそもそもの根底を知る事が出来るので、相手と人間関係を作っていく上では根本を知っていたほうが根本的に相手と接しやすくなります。

 
人との接し方を介護の目線にフォーカスするのであれば、利用者・入居者の「介護が必要となった現在」であっても、今までの暮らしを送る事が出来るようにする上で、利用者や入居者の歴史について知る事が重要です。

 

 

 

 

人との接し方 現在の事を軽く聞いてから過去の事を深く聞く

人との接し方 現在の事を軽く聞いてから過去の事を深く聞く
人とコミュニケーションをとる上では過去を知る事はとても重要な事です。
自分の事を知っている相手というのは、それだけで信頼が厚くなり、良い人間関係を築く事に繋がっていくからです。

 
しかし、人と接する上ではいきなり過去の事を聞き始める人というのはいないはずです。
というよりもいきなり過去の事を聞かれ始めたら変な人と思われるでしょう。

 
人との接し方の上では相手に歴史があるという事を意識したうえで現在について話を聞きましょう。

  • 今興味ある物は何か?
  • どこに住んでいるのか?
  • どんな友達が居るのか?

 
例えば上で述べたようなポイントがあるでしょう。
相手の現在の状況を知る事は相手の過去を知る上でのきっかけになります。

 

  • その人はいつ何がきっかけでそれに興味を持つようになったのか?
  • いつからそこに住んでいるのか?
  • 友達とはいつからの付き合いなのか?

 
現在を状況きっかけに相手の過去について自然と知る事が出来ます。
相手は自分の過去に興味を持った相手に対して、自分自身も興味を持ちます。

 
人との接し方を意識する上では相手の過去を知る事が人間関係上でのさまざまな突破口になってくれます。

 

 

 

 

人との接し方 相手の過去を知る事は相手の現在を深く理解する事

人との接し方 相手の過去を知る事は相手の現在を深く理解する事
相手の過去を知る事がなぜ人との接し方に繋がってくるのかという事について述べたいと思います。
相手には歴史があり、過去があって現在があることは既に述べさせていただきました。

 
それぞれの人に、それぞれの”歴史”があるため、今の生活に十人十色のスタイルが出来上がり、誰一人として同じ人間はいないはずです。
もちろん人間関係だって、家族との関係だって深く広い関係がその人を中心に広がっています。

 
その関係を築き上げてきた延長線上に「現在の暮らし」があるのです。

 
介護の仕事をしている人であれば単純に「介護が必要になった人」という目線でひとくくりに考えてしまう事もあるでしょう。
日常生活で言うのであれば「出会い」という言葉で星の数ほどいる異性や同性としてひとくくりに考えてしまう事があるかもしれません。

 
ひとくくりにするような目線では人と接する事はうまく行きません。
その人の現在を知り、過去を知る事によって、現在の相手を深く理解する事に繋がるのです。

 

 

 

 

人と接する上では協力と共同を意識するとうまくいく

人と接する上では協力と共同を意識するとうまくいく
人と接する上では自分と相手の間に様々な出来事が起こりますよね。
遊ぶ事だって、相談を受ける事だって、あいさつをするだけだったりと大小さまざまな出来事が起こるはずです。

 
その中でも特に人と接する上では「協力」と「共同」を意識すると人間関係がうまく行きます。
といいますのも、良好な人間関係の間では多くの事が「協力」と「共同」に大別する事が出来るからです。

 
相手の事を知れば知る程、相手が何に悩んでいるのか?という事に気づき、共感する事もあるでしょう。
そんな時は相手に対して協力の姿勢を持つと相手と良好な関係を築く事に繋がります。

 
また、相手の好みがわかれば一緒に何かを楽しむ事もできるでしょう。
一緒に楽しんだり、何かをしようとする事は「共同」と言えます。

 
これを意識するだけで相手とどう接すれば良いのか?という突破口を得る事が出来ます。

 

 

 

 

人とのつながりは情報のつながりである事を意識する

人とのつながりは情報のつながりである事を意識する
自分を中心にいろいろな人と関わりがあるのと同じように、相手にも相手を中心にいろいろな人との関わりがあります。
相手が今まで歩んできた人生のなかでどんな人とかかわってきたのかというのは、その人との接し方で大きなヒントを得る事が出来ます。

 
相手と関わっていくうちに、相手の友人や関係のある人と、自分も仲良くなったりする事があるでしょう。
また、その人から新たな情報を得て更に人としての関係を深いものにしていく事にもなる事があるでしょう。

 
人と接するという事はお互いの情報を交換し合って共感したり、何か新しいものを作り上げようとしてく行為です。
人とのつながりはお互いの情報のつながりである事を意識すると相手とどう接すれば良いのか知るきっかけになります。

 
介護職として働く人であれば、デーサービスやショートステイの利用者・特別養護老人ホームの入居者の事を知る為に、ケアマネージャーとコミュニケーションをとったり、家族の人に情報をもらったりして利用者・入居者の人との接し方を考える事もあるでしょう。

 
それと同じように、日常生活のなかでの人との接し方であっても相手と、その周囲の人、それぞれから情報を得る事で相手に対してどう接すればいいのか?という事を知る事が出来るでしょう。

 
人との接し方の心得としては相手を知ろうとする事が根底にあり、相手がどんな環境で生活をしてきたのか、今までどういった生活を営んできたのかという事を理解する事が第一歩となります。

 

 

 

 

世代が違えば「時代」が違う事を念頭に入れる

世代が違えば「時代」が違う事を念頭に入れる
人との接し方の中で悩みとして上がりやすい事の一つに世代が違うからどう接して良いかわからないという物があります。

世代が違えば、その人が育ってきた「時代」も違う事を念頭に入れる必要があるでしょう。

 
10代、20代、30代…と世代が違えばその人が影響を受けてきた流行も違いますし、学校で教わってきた事も違います。
自分にとって当たり前の事でも相手にとって特殊な事である事も多いでしょう。

 
これは「ジェネレーションギャップ」等の言葉で表現されることがあるため、イメージがつきやすいかもしれませんね。

 
世代が違ったとしても人との接し方を考える上では相手を知ろうとする事が重要になります。
生きてきた時代が違うからこそ深い関係を築く事もできます。

 
介護は、若い人が高齢者を支援するといった事もあるため、生きてきた時代が違う事で価値観が大きく異なる事も多くあります。
この場合であっても相手を知ろうとする事で、自分の生きてきた時代や流行とは異なる価値観を得る事が出来る為、お互いの情報に興味を持つことによってより良い人間関係を築いていく事が出来ます。

 
人と人の関係はお互いを知ろうとする相互関係のなかで人との接し方が生まれます。
この事を相互関係と言い、「リレーションシップ(人と人との結びつき)」を基本に成り立っています。

 
世代の違う人がリレーションシップを築くには「相手の理解」を深めることが重要です。
これは「相手の価値観」を知る上で重要な事です。

 
「時代」は人の考え方、好み、価値観に大きく影響を与えます。

 
今の20代の方が「優しい事」と思っている事が、80代の方には「酷い事」という捉われ方をする事があります。
それは20代の方の間では「優しい事」として共通している事ですが、生きている時代が違う事によってコミュニケーションの齟齬が起きるのです。

 
このように「相手が生きてきた時代」を理解すれば、人と人の付き合いとして生活する上で大きなヒントとなる事があります。

 

 

 

 

人との接し方 人間関係のプロである介護職 まとめ

人との接し方 人間関係のプロである介護職 まとめ
人と接していくうえでは何よりも相手の事を知るという事が重要です。
人と接する上では相手の事を知る第一のポイントとしては最初は相手の持つ「歴史」についてコミュニケーションの中から聞いてみましょう。

 
子供であっても、大人であっても、高齢者であっても人は「一人の人間」として存在し歴史があるのです。
相手の好みを知る事や相手の現在の状況を知る事ももちろん重要ですが、相手の歴史を知る事でそもそもの根底を知る事が出来るので、相手と人間関係を作っていく上では根本を知っていたほうが根本的に相手と接しやすくなります。

 
しかし、人と接する上ではいきなり過去の事を聞き始める人というのはいないはずです。
というよりもいきなり過去の事を聞かれ始めたら変な人と思われるでしょう。

 
人との接し方の上では相手に歴史があるという事を意識したうえで現在について話を聞きましょう。

 
現在を状況きっかけに相手の過去について自然と知る事が出来ます。
相手は自分の過去に興味を持った相手に対して、自分自身も興味を持ちます。

 
人との接し方を意識する上では相手の過去を知る事が人間関係上でのさまざまな突破口になってくれます。

 
それぞれの人に、それぞれの”歴史”があるため、今の生活に十人十色のスタイルが出来上がり、誰一人として同じ人間はいないはずです。
もちろん人間関係だって、家族との関係だって深く広い関係がその人を中心に広がっています。

 
その関係を築き上げてきた延長線上に「現在の暮らし」があるのです。

 
人と接する上では自分と相手の間に様々な出来事が起こりますよね。
遊ぶ事だって、相談を受ける事だって、あいさつをするだけだったりと大小さまざまな出来事が起こるはずです。

 
その中でも特に人と接する上では「協力」と「共同」を意識すると人間関係がうまく行きます。
といいますのも、良好な人間関係の間では多くの事が「協力」と「共同」に大別する事が出来るからです。

 
自分を中心にいろいろな人と関わりがあるのと同じように、相手にも相手を中心にいろいろな人との関わりがあります。
相手が今まで歩んできた人生のなかでどんな人とかかわってきたのかというのは、その人との接し方で大きなヒントを得る事が出来ます。

 
人との接し方の心得としては相手を知ろうとする事が根底にあり、相手がどんな環境で生活をしてきたのか、今までどういった生活を営んできたのかという事を理解する事が第一歩となります。

 
人との接し方の中で悩みとして上がりやすい事の一つに世代が違うからどう接して良いかわからないという物があります。

 
世代が違えば、その人が育ってきた「時代」も違う事を念頭に入れる必要があるでしょう。
世代の違う人がリレーションシップを築くには「相手の理解」を深めることが重要です。

 
これは「相手の価値観」を知る上で重要な事です。

 
「時代」は人の考え方、好み、価値観に大きく影響を与えます。

このように過去があって現在があるという事を意識する事が人と接する上でとても重要な事なのです。
 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

スポンサーリンク




 - 介護 ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

介護の基本 利用者優先であるという事
介護の基本 利用者優先であるという事

介護の仕事をしていく上では、介護は利用者優先で考える事が第一です。 介護は人の体 …

高齢者の虐待はなぜ起こるのか? 介護から見える社会の闇
高齢者の虐待はなぜ起こるのか? 介護から見える社会の闇

日本は団塊の世代が高齢者となり、現在も多くの高齢者が居ますが、今後より多くの高齢 …

高齢者介護で効果的な声掛け・言葉がけ
高齢者介護で効果的な声掛け・言葉がけ

高齢者の方を介護する場合、相手のことを考えるあまり声を掛けられない場合や、本当に …

特養ユニットケアについて 従来の介護と新しい介護
特養ユニットケアについて 従来の介護と新しい介護

特養は特別養護老人ホームの略語です。 特別養護老人ホームである特養という言葉を聞 …

介護の本音 介護が必要な人は何を思うのか
介護の本音 介護が必要な人は何を思うのか

介護の本音では、介護をする人や介護職員の本音が注目を集めていますよね。 同様に介 …

介護の基本 行動の結果が自信につながる
介護の基本 行動の結果が自信につながる

介護では介護を必要とする要介護者の行動を支援する事が多くなります。 介護職員とし …

介護の基本 人として暮らす上で重要な権利を法制度から見る
介護の基本 人として暮らす上で重要な権利を法制度から見る

介護は人を人の力をつかって支援する物です。 介護者は介護を必要とする要介護者や利 …

介護の仕事のミス 人の心を見落とした介護の危険性
介護の仕事のミス 人の心を見落とした介護の危険性

介護職員として働いていると多少なりともミスを起こしてしまう事もあるでしょう。 介 …

チーム
多職種連携とチームケアについて 介護職の役割

介護職は介護保険制度をきっかけに業務範囲が大きく拡大しました。 今後も介護職はよ …

拘束がない
身体拘束廃止のチェックポイント

介護の現場では身体拘束が世間的な問題となってきています。 身体拘束は利用者の自由 …