介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

【心のケア】リストカットをしてしまう子供の対応

   


リストカットをしてしまう人を知り合いに持つ人も少なくないのではないでしょうか。
筆者も多くのリストカットをしてしまう人を見てきました。

もしかするとこの記事を読む人の中には「子供がリストカットをしてしまい心配だ」という思いから来て下さっている人も居るのではないでしょうか。
今回は漠然とした不安からリストカットをしてしまうAさんの事例を元に、リストカットをしてしまう子供対応を見ていきましょう。

 

 
【心のケア】リストカットをしてしまう子供の対応

 

 

まずは「いいんだよ。」という姿勢を持つ事


リストカットをしてしまう人への対応を考える上でまず大切なのが、それを目撃した人は「いいんだよ。」という姿勢を持つ事です。
リストカットの目撃は大変ショッキングな出来事でもあり、目撃した人はショックから気が動転してしまう事がほとんどです。

しかし、当事者はリストカットをする事で心のバランスをとろうとしています。まずは大事に至らないかをチェックして、次にその人の心を受け止め、寄り添っていく事が大切です。

ちなみに、「いいんだよ。」これは「夜回り先生」の異名をもつ元定時制高校教師「水谷修さん」の本のタイトルにも使われている言葉です(『いいじゃないいいんだよ』)。

腕に生々しいリストカットの痕があるAさんは、この夜回り先生の「いいんだよ」の言葉で、少しだけ気持ちが軽くなったといます。

Aさんがリストカットに走った原因は、これといってなく、「いいようのない不安、焦り、罪悪感」だったそうです。
高校時代の友人は、ほとんど短大か専門学校に進学し、楽しそうに近況を語っている。

ところがAさんは進学に失敗し、アルバイトも長続きしません。
親には「働きもしないで」となじられ、気持ちは焦るけれど、どうしようもできない。

いっそパイクで暴走でもして死んでしまいたい、そんな衝動に駆られるのを押さえるために、腕をカミソリで切ったというのです。

 

 

 

 

「ダメ」「やめなさい」は何の解決にもならない

「ダメ」「やめなさい」は何の解決にもならない

子供のリストカット現場を目撃すると、たいていの親は驚いて、「やめなさい」「そんなことをしてはダメ」とカミソリを取り上げるでしょう。
でも、ダメだと言うだけでは、何の解決にもなりません。

当人はリストカットをすることで、心のバランスを保とうとしているのです。
強制的にリストカットを辞めさせたとしても、バランスを失った心は別の形で破綻します。

つまり、「リストカット」という行為そのものにとらわれずに、「なぜそのような行為に及ぶのか」という事に目を向けていく事が重要なのです。

 

 

 

 

対応のポイントは思いを受け止め原因を一緒に探る事

対応のポイントは思いを受け止め原因を一緒に探る事

リストカットをする人は漠然とした不安感からリストカットをしている人もいれば、はっきりとした原因を持っている人も居ます。

なんにせよ原因はありますが、まずは心のバランスを失っている、そんな子供のやりされない思いを受け止め、原因を一緒に探り考えるのが、親のできる唯一の手助けではないでしょうか。

 

 

 

 

「いいんだよ」という言葉に救われる人も多い

「いいんだよ」という言葉に救われる人も多い

「いいんだよ」という言葉には、あらゆることを許し、その人を丸ごと受け止めるような肯定的な響きがあります。
テストの点が悪くてもいい、人と少しぐらい違ってもいい、友達づさあいがうまくなくてもいい。あれもダメ、これもダメが口癖になっている人は、ぐっとこらえて、「いいんだよ」と心のなかでつぶやく練習からはじめてみてください。

自分も未熟な人間なのに、「親」「大人」というだけで、子供をダメだダメだと否定する権利はありません。完成した人間などどこにもいないのです。


「いいんだよ」と受け入れ、本当にダメになりそうなときには「それだけは絶対にダメだ」という強いメッセージを伝える。
そのほうが、子供の心にストレートにしみると思います。

 

 

 

 

まとめ:リストカットをしてしまう子供の対応



リストカットをしてしまう人への対応を考える上でまず大切なのが、それを目撃した人は「いいんだよ。」という姿勢を持つ事です。
リストカットの目撃は大変ショッキングな出来事でもあり、目撃した人はショックから気が動転してしまう事がほとんどです。

しかし、当事者はリストカットをする事で心のバランスをとろうとしています。まずは大事に至らないかをチェックして、次にその人の心を受け止め、寄り添っていく事が大切です。


子供のリストカット現場を目撃すると、たいていの親は驚いて、「やめなさい」「そんなことをしてはダメ」とカミソリを取り上げるでしょう。
でも、ダメだと言うだけでは、何の解決にもなりません。

当人はリストカットをすることで、心のバランスを保とうとしているのです。
強制的にリストカットを辞めさせたとしても、バランスを失った心は別の形で破綻します。

つまり、「リストカット」という行為そのものにとらわれずに、「なぜそのような行為に及ぶのか」という事に目を向けていく事が重要なのです。


リストカットをする人は漠然とした不安感からリストカットをしている人もいれば、はっきりとした原因を持っている人も居ます。

なんにせよ原因はありますが、まずは心のバランスを失っている、そんな子供のやりされない思いを受け止め、原因を一緒に探り考えるのが、親のできる唯一の手助けではないでしょうか。


「いいんだよ」という言葉には、あらゆることを許し、その人を丸ごと受け止めるような肯定的な響きがあります。
テストの点が悪くてもいい、人と少しぐらい違ってもいい、友達づさあいがうまくなくてもいい。あれもダメ、これもダメが口癖になっている人は、ぐっとこらえて、「いいんだよ」と心のなかでつぶやく練習からはじめてみてください。


「いいんだよ」と受け入れ、本当にダメになりそうなときには「それだけは絶対にダメだ」という強いメッセージを伝える。
そのほうが、子供の心にストレートにしみると思います。

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