介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

相手の気持ちがわからない人は相手に寄り添ってみましょう

      2015/11/07


日常生活の中で相手の気持ちがわからなくてやきもちしてしまう事は多いですよね。

 
相手の事が知りたい、何故あの人はあんなことが出来るんだろうといった相手への興味であったり、理解に苦しむ行動を見た場合は特にこういった悩みに捉われやすくなります。

 
相手の気持ちがわからないという人の中には、相手の傷ついた心を理解する事が出来ないなんて人も居るかもしれません。
どんな人であっても、相手の気持ちがわからない!と感じた場合は、まず相手に寄りそう事から始めてみてはどうでしょうか。

 
今回は「相手に寄り添う」事について書きたいと思います。

 

 
相手の気持ちがわからない人は相手に寄り添ってみましょう
 

 

相手に寄り添う事は自分に寄り添ってもらっている事にもなる

寄り添う
自分が一人の一人前の人間として認められている、自分の考えが相手に伝わり尊重される、こういった願望は誰しももつのではないでしょうか。
それと同じように相手の事を知りたい、相手の事を認めたい、相手の事を信頼したいと考える事も多いでしょう。

 
相手に寄り添い、そして寄り添ってもらいたいと考えるのが人であれば普通です。
そうでなければ人は孤独感に悩み苦しむ事になります。

 
相手の気持ちがわからない!
こう考える人は、実はその奥深くの思いの中に「相手の事を理解したい」という気持ちが潜んでいる事が多いのです。
自分で意識できる人も居れば、意識できない事もある思いと言えます。

 
同時に相手の事を一人前の人間として認めていて相手の行動や思いを尊重しようとする行動ともとることが出来る素晴らしい思いなのです。

 

 

 

 

人間は認めたいし認められたい生き物 だから相手の気持ちを知ろうとする

人間は認めたいし認められたい生き物 だから相手の気持ちを知ろうとする
人間は相手を認めたいし、認められたい生き物です。
だから自分の中にある経験や知識から相手の行動の意味や気持ちを知ろうとします。

 
しかし、相手の事を考えてみたとき、自分の経験や知識からは想像もつかないような行動や言動を起こす事があるでしょう。
中にも自分は死んでもやらない!と思うような事を相手はする事もあります。

 
しかし、それはそれでいいのです。
無理に相手を理解しようとして、自分が悩み苦しむ必要はありません。

 
今の自分の経験や知識では相手の気持ちがわからないだけであって、それは悪いことでも何でもありません。
ただ、相手のしている行動を見て、相手の言動に耳を傾けるだけでいいのです。

 
それが相手に寄りそう事に繋がります。
今、相手の気持ちを理解できなかったとしても、これから先の経験によって相手の気持ちを知る事が出来るかもしれません。

 
また、相手そのものに自分の気持ちを理解してもらう行動が不足している、あるいは適切でない方法をとっているのかもしれません。
何より、相手のきもちがわからない!と悩む、あなたの相手を尊重し大切に思う気持ちを大切にしてみてください。

 
必ず相手の気持ちがわかる日が来ます。

 

 

 

 

相手の気持ちを考える事は一人前の人間になろうとすること

尊い

 
気持ちという物は流動的で、一定ではありません。
人の体調であったり境遇であったりさまざまな条件が重なる事で形を変えます。

 
心や感情、気持ちと表現される物を分かろうとする行動は、非常に難しいのです。
人間は自分自身を尊重してしてほしいと思う生き物です。これを人間の尊厳と言います。

 
人間の尊厳とは、「人間が一人の人間として尊重されている。その人らしい生き方を尊重される」という状態の事を表します。

 
人間の人生の時間には限りがあります。
その限りある時間(人生)を自分の思うがままに十分に生きることを誰しもが願います。

 

  • 人生楽しまなきゃ
  • 限りある命を精一杯生きる

 

こういった言葉の裏側にある気持ちはなんとなくわかりますよね。
人生を自分の思うように楽しくいきたい、精一杯行きたいという気持ちが言葉からそのまま伝わってくるものです。

 
どんな心境であっても今を精一杯生きている、自分の思うように人生を送りたいという思いから、人は感情や気持ちが動かされるのです。
相手の気持ちがわからない方がむしろ普通なのです。

 
めちゃくちゃ怒鳴っているから怒っている。
笑っているから楽しんでいる。

 
このくらいがわかっていればむしろ上出来だと言えるのです。
これが出来るだけで、むしろ相手の気持ちがわかる一人前の人間だとも言えるのではないでしょうか。
 

 

 

 

相手に寄り添うということ

相手に寄り添うということ
相手に寄り添うということは、相手の「人間としての尊厳」を尊重することから始まります。
人間としての尊厳というのは「人間が一人の人間として尊重されている。その人らしい生き方を尊重される」という事でしたよね。

 
相手の考えやきもちを尊重して、理解し、わかろうとしようとするには「傍観者」になると難しいです。
 

「ふ~ん、大変そうだねぇ」と第三者の関わりが無いというような立ち位置では相手に寄り添っていないというのは感覚的に容易に想像できるでしょう。

 
相手は何に悩んでいるのか?何を怒っているのか?何がそんなに感情を不安定にさせるのか?
この事に対して更に深くアプローチをするには相手の状況の理解が不可欠になってくるのです。

 
具体的には老い,病み,心身の障害を持って懸命に生きる姿等への人間関係の上で知る事が出来る状況を理解する事が重要です。
相手が一人の人間だからこそ、相手に寄りそいそして話を聞く事が重要なのです。

相手の気持ちがわからない場合は「相手の言葉や状況、懸命に生きる姿に共感する」事がポイントとなるのです。
相手に寄り添っている時点で既に相手の気持ちをわかっていると言っても過言ではないのです。

 

人は誰かが寄り添っているだけで十分な満足と安息を得ることが出来るのです。
その安心感をあなたが感じる事が出来れば、相手の気持ちを分かったことになるのです。

 

 

 

 

相手の気持ちがわからない人は相手に寄り添ってみましょう まとめ

相手の気持ちがわからない人は相手に寄り添ってみましょう まとめ
相手の気持ちを考えるという事は決して簡単な事ではありません。
しかし、人間関係を作っていく上で知る事が出来る情報が相手の気持ちを理解する重要なポイントになります。

 
相手の気持ちを知るには自分自身が相手に寄りそう事から始まります。
相手に寄りそうという事は、同時に自分自身にも寄り添ってもらっているというような状況にもつながるのです。

 
相手の気持ちは自分の気持ちと一緒で、いつも一定ではなく常に変わり続けている物です。
だからこそ、相手の気持ちを理解する事に苦しむことにもなりますが、怒っているのか、喜んでいるのかという事を意識できるようになれば一人の人間としては十分だと思います。

 
相手に必要な事は何もテクニックなど必要ないのです。

 
むしろ人間として当たり前の気持ちを相手に持っていけば
自然と相手と寄り添っているはずです。

 

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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