介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

人間を理解する事が介護のポイントの一つ

      2015/11/07


介護をしていると親であっても、他の人であっても
この人はどうしてこんなことをするんだろう?
と言う疑問に直面する事が多くあります。

 
相手を理解する事というのは総じて、人間を理解しようとする事の試みの一つなのです。
人間を理解するという事はどんなことなのか?
一体自分は相手の事をどれくらい知っているんだろうか?

 
そんな疑問に直面する事も少なくありません。

 
この記事ではそんな疑問を解消できるよう、色々なヒントを集めています。

 

 
人間を理解する事が介護のポイントの一つ
 

 

人間を理解することとは

人間を理解することとは
人間を理解する事とはどんなことなのでしょうか?

 
人間を理解するという事もを見ると自分は周りの人をわかっているようでわかっていない。
正解って何だろうかと悩んでしまう事もあると思います。

 
相手を理解しようとしたとき、相手を理解するときの基本的な考え方やポイントという物があります。
それが次の通りです。

  • 相手の事を思い考える事
  • 相手の意見を肯定する事
  • 相手の身になって考える事

 
一概にポイントと言っても相手という人間を理解しようとした時、慣れていない人にとって簡単な事ではありません。
相手の事を考えるにしても、相手の意見を肯定するにしても、相手の身になって考えるにしても、相手という一人の人間を理解するには同じ境遇であっても理解に苦しむ事があるからです。

 
では、更に相手という人間を知る上でどんな事をポイントとして知っていくと良いのでしょうか?
更に具体的に見ていきましょう。

 

 

 

 

人間を大きく理解する 生活の営みの姿を知る

生活
相手という一人の人間を理解するにはまず、どんな生活を送っているのか?という事から始まります。
生活を知るという事は、すなわち相手の日々の暮らしの形を把握する事に繋がるのです。

今の生活が今目の前に居るその人を作り上げていると言っても過言ではありません。
生活の営みを知る事は日々の暮らしを作っている現実の”状況”を知る事なのです。

 

  • どんな所に住んでいるんだろうか
  • どんな物が好きなんだろうか
  • 家族は何人なんだろうか
  • 家族との関係は良好なんだろうか

例えばこんなポイントがあります。
これらのポイントは自分を理解してもらう上での自己紹介でも話す事がありますよね。

 
同じように、相手という人間を理解する上では、これらの大きな情報を知る事が大きな手掛かりとなるのです。

 

 

 

 

人間はよりよく生きていきたいと思う生き物

人間はよりよく生きていきたいと思う生き物
人間は基本的に生活を平穏で幸せに過ごしたいと思う生き物です。
日々の生活を送る上ではよりよく生きていきたいという思いからいろいろな事を考え、様々な行動をします。

 
生活の営みにはこういった、明日をよりよく生きたいという思いや行動も含まれるのです。

 

  • より良い生活をするために買い物に行く
  • より良い収入を得るために勉学に励む
  • より良い未来の為に貯金をする

 
少し仰々しくなってしまいましたが、人間の行動を見てみるとこのような行動があることは理解する事が出来ると思います。

 
しかし、現実の状況と明日への希望を持っていても
人は老い、病み、心身の障害を持って生きていくことを課題としています。

 

これらの様々な課題を乗り越えていくには「生活の理解者・支援者」が必要とされています。
介護はこういった相手という一人の人間の生活の営みを理解し、支援していく人であるのが望ましい姿とされているのです。

 

 

 

 

人間には過去、現在、未来、課題がある事を理解しよう

人間には過去、現在、未来、課題がある事を理解しよう

人間には今まで生きてきた過去、今ある現在、これから向かいたい未来がある事をまずは理解する事が大切です。
自分にも過去、現在、未来があるのと同様に、相手という一人の人間にだって過去、現在、未来があるのです。

また、人によって実現したい未来を手に入れるには課題が様々ある事も知る事が重要なのです。

人を支援する、もしくは支援されるには、「人間の多面的な理解」を持つ人が周囲に居る事が不可欠なのです。
既に紹介していますが、これらの人間の多面性について更に掘り下げてみていきましょう。

 

 

 

人間には過去、現在、未来がある事を理解すること

人間には過去、現在、未来がある事を理解すること
人間はそれぞれの人生があり、それぞれ持って生まれたもの、付き合ってきた人
人それぞれの夢があります。

 

そういったことを「過去」「現在」「未来」への視点から理解する事がとても重要です。

 

  • “その人はどんな環境や時代に育って”(過去)
  • “今どういう生活をしていて”(現在)
  • “今後どうなりたいんだろう”(未来)

 
相手という一人の人間を理解するにはたとえばこのような理解が必要です。

 
もちろんこのように「過去」「現在」「未来」への問いは無限大にあります。
その人が昔好きだったものはなんだろう?のような問いを思い浮かべれば想像しつくせませんね。

 
答えもそれと同等の数が存在するので、相手という人間を知ろうとすると無限に広がる理解をしようとするのと同じなのです。
もちろん、相手から見てもあなたは同様に無限に広がる疑問の対象だったりする事を理解する事が人間関係を築く上では重要です。

 

それらを少しずつ知ることが相手という一人の人間を知る事につながっていきます。

 

 

 

相手の課題を理解する

相手の課題を理解する
人間は日々の暮らし、生活を送る上で様々な課題を持っていますよね。
この課題も人にとって大きく広がり変わっていきます。

 
例えば、車を持っていない無い人がドライブに行きたいならば車が無いことが課題になりますよね。
介護を必要とする人の中に、歩く事が出来ない人が外出したいのであれば移動手段を確保する事が課題になったりします。

 
このように人それぞれの生活状況や身体機能、特性や相手への理解があることで、これらの課題は見えてくるようになります。

 
精神的な課題を持っている人であれば

 
「過去」の何に傷ついて、「現在」悩んでいるのか
「未来」に向かうには何が足りないから「現在」困っているのか

 

それらを達成するには何を支援すればその人が満足するのか、
求める物が何かを総合的に理解することが出来ます。

 

 

 

 

人間を理解する事が介護のポイントの一つ まとめ

人間を理解する事が介護のポイントの一つ まとめ
これらの理解は自分と相手との人間関係を築く上でやり取りする「コミュニケーション」によって
次第に明らかになっていきます。

 

きっとそれは「Google」や「Yahoo!」では教えてくれなかった
人間の新たな見え方や感性を養ってくれると同時に、相手にも自分にも大きな利益となってきます。

 

その人が本当に求めている事はインターネットには転がっていません。
その人自身の中に、本当に求める物が転がっています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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