介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

人権とは? 自分が自分らしくあるために

      2015/11/07


人権は誰しもが持つ権利の一つです。
人権があるからこそ、私たちは一人の人間として安全に生活する事が出来るのです。

 
以前、老人や盲目の方などに対して酷い行いをするような方が出てきましたね。
ニュースを聞くだけで非常に痛々しい気持ちになります。

 
障害者施設では虐待行為がテレビで問題になったこともありました。

 
全員がそうでなかったとしても、一部の人間の問題が大々的に報道されると人権ってあるんだろうか?と心配になってしまいます。
介護をする人は特に人権とは?というポイントについてもう一度おさらいしてみましょう。

 

 
人権とは? 自分が自分らしくあるために

 

人権とは? 自分は自分らしく、相手は相手らしく生きていく権利

人権とは? 自分は自分らしく、相手は相手らしく生きていく権利

人権とは私たちが幸せに生きるための権利で、人種や民族、性別を超えて全ての人、一人ひとりに備わった権利のことです。
人権はそもそも、西欧社会の近代化の中ではぐくまれた考え方です。

 
今まで人は戦争をして争ってきました。
第二次世界大戦の反省から、人権の重要性は国際的に高まっていき今日に至ります。

 
1948(昭和23)年12月10日、国際連合(国連)は世界人権宣言を採択した事により、人権というのは日本だけでなく、世界共通の権利として認められるようになったのです。

 
自分の足が折れて松葉杖をついているとき、その杖を蹴られて転んだらどんなに危なくて嫌な思いをするでしょうか。

 
相手を物のように扱うような行為は相手の持つ大切な人権を守られているとは言えません。
相手を物のように扱う人は同様に、自分も物のように扱われていいものだと捉えられることすらあります。

 
相手にした事は、めぐりめぐって自分に返ってくると言います。
自然と相手が相手らしく、自分が自分らしく生きる事を意識できるといいですよね。

 

 

 

 

人権ってどうして生まれた?

人権ってどうして生まれた?
「人権」ははるばる昔から当たり前のようにあった思想ではありませんでした。
苦難の歴史のなかで人々が貧困・飢餓・戦乱・病・専制政治等における生活の苦しみの中で「人間らしい生活がしたい」と考え打ち立てられた思想です。
逆にそれまでは人権などという言葉はなかったわけです。

 

少しだけ歴史について見てみましょう。

 

 

 

人権を代表する歴史の出来事

人権を代表する歴史の出来事
世界史の中では「国民主権による自由平等の思想」を行った、以下の宣言が非常に有名です。

 

1776年、アメリカの独立宣言
1789年、フランスの「人及び市民の権利宣言」(人権宣言)

 

また、社会権(生存権)を初めて典型的に憲法に掲げた国として以下の憲法が有名です。
1919年、ドイツのワイマール憲法

 

中学の歴史の授業でも習うような基本的な内容です。

 

では、日本ではいつ「人権」が謳われるようになったのでしょうか。

 

それは第二次世界大戦後に制定された「日本国憲法」です。(1946年 昭和21年)
日本国憲法の人権の条項としては、戦争の苦難の日常を踏まえ、平和と安全、幸せを希求した国民の総意に基づいた自由権や
社会権(生存権)が掲げられています。

 

この条項により、日本では昨今の平和(であろう)な日常が送れるようになったわけです。

 

「私の掲げる人権とは~~~」なんておこがましいことは言いません
憲法で掲げられている内容を少しだけ見てみましょう。

 

 

 

人権(自由権と生存権)

人権(自由権と生存権)
 

 

自由権

自由権
「基本的人権の一つであり、国家から制約ないし強制されずに、自由に物事を考え、自由に行動できる権利のことをいう。」

 

つまり、これによって「自分の考えは自分のもの」や「自分の夢は自分のもの」などの日常会話が使えるようになったのです。

 

その昔は聞く音楽、考える内容は自由はありませんでした。あなたの考えは国と一丸となる必要がある!と強要されたわけです。
著作物や表現の自由など存在しない時代ですね。

 

 

社会権(生存権)

社会権(生存権)
「社会権(しゃかいけん)とは、基本的人権の一つで、社会を生きていく上で人間が人間らしく生きるための権利」
この権利は「生存権、教育を受ける権利、労働基本権、社会保障の権利など」基本的人権で保証されている権利の事を社会権といいます。

 

この中の特に「生存権」はとりわけ自分たちの生活にごく自然に溶け込んでいますね。

 

生存権というのは「万人が生きる権利をもっているという信念をあらわす語句であり、とりわけ他者の手で殺されない権利を意味する。」権利であります。

 

この権利を侵害する事はつまり「殺人」にすら繋がることもありますね。
昨今のニュースで報道された危険な行いはこれにすら抵触する行いでもあります。

 

ちなみにこれは「間接的な侵害」であっても犯してはならない権利でもあります。

 

その代表例としては「虐待」「DV」などもあげられます。

 

正当防衛はどうなるの?という内容についてはここでは割愛させていただきますね。

 

 

 

人権とは? 自分が自分らしくあるために まとめ

人権とは? 自分が自分らしくあるために まとめ
まとめていうと「人が人らしく過ごす権利、また人の人権を侵害してもいけない規制」です。

 

自分の権利を主張し、人の人権を侵害する人は誰が見ても不愉快な気分になるでしょう。
特にその侵害の矛先が自分であれば我慢ならないでしょう。

 

ですが、最近ではこの人権のあり方も国民レベルで意識がまた少しかわりつつあるようですね。
いつか機会がありましたらその内容についても投稿しようと思います。

 

もし人権が侵害されたら?

涙
もし人権が侵害されたとしたら誰かに必ず相談するようにしましょう。

 

少なくとも人権が継続して侵害されているとしたら命にも関わります。

 

 

迷わず、まずは悲鳴を上げる事です。
痛い思いをしているのですから恥ずかしいことではありません。

 

あなたはあなたらしく生きる権利がこれほどに制定されています。誰かが知恵を出し合ってあなたに手を差し伸べてくれています。

 

今は「法務省」で人権侵害に対する、しかるべき救済が取られますので、こちらで救済の手続きについて確認してください。

 

法務省 – 人権侵害を受けた方へ

 

どうかあなたらしい生活が送れますように。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
またお越し下さい。

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