介護の精神と社会

介護という人々を支える仕事について精神面や法制度などを交え 解説しています。

【心のケア】人間関係に失敗した人への対応

   


対人関係の失敗というのは、生活に大きな影響が出ます。
外出の機会や、人間関係の維持、自分自身のメンタルなど色々な形で人間関係は影響を及ぼします。

 
自分自身が人間関係に困ってしまう事もさながら、対人関係に失敗した知り合いを持つ人も少なくはないでしょう。
なかには、自分の子供が人間関係に失敗して引きこもりになってしまったなんて人も居るのではないでしょうか。

 

今回はいじめが原因で引きこもってしまった人の事例を元に、人間関係に失敗した人への対応についてみていきましょう。

 

 
【心のケア】人間関係に失敗した人への対応


 

 

人間関係の失敗の原因


人間関係に失敗する人の特徴としては「協調性が無い」という事が挙げられます。
これは、その人そのものの感性が問題となっている事もあれば、その人が付き合っているチームや組織といったコミュニティーが原因の場合もあります。
しかし、人間関係の失敗として捉えれば、「その人を中心とした周囲の人との関係がうまくいっていない」と言えます。

 

その人が組織として協調する意思を持って行動を起こす事が出来なかった事や、人間関係を築き上げているコミュニティーそのものがおかしい場合もあるので、一概にどちらが悪いともいえません。

 

例えば「あの人をいじめないとあなたは仲間外れよ」と言われた人が、いじめを行わなかったから孤独になってしまったといった場合はどうでしょうか。
この場合は、人間関係が失敗した人の感性は正しいと言えますが、コミュニティー側からの視点からすれば「協調性が無い」という捉え方になるのです。

 

そもそも、そのようなコミュニティーの仲間に入らない事が一番良い選択なのかもしれませんが、仲間意識が次第に間違った方向に進む事が多いのも人間関係なのです。

 

 

 

 

イジメが原因で引きこもってしまったBさんの話

イジメが原因で引きこもってしまったBさんの話
高校時代のイジメが原因で、引きこもり生活に入ったBさん(仮名)。
不登校は続いていましたが、インターネットを通じて同じ趣味の仲間と知り合い、ときどきですが外出できるようになりました。

ところがあるとき、ネット仲間との集まりから帰ってくるや否や、「もうあんなヤツらとは絶対に会わない!」と怒り出し、仲間の悪口を言いはじめたの です。

両親が理由を尋ねると、どうやら仲間の対応が気に入らなかった様子。彼女の言い分にも一利あるものの、親からすれば、娘の単なるわがままに映ったようです。
そこで父親が、「それはおまえにも悪いところがあったんじゃないか?」とやんわり論したところ、「もういい!」と怒鳴って部屋にこもり、以来、父親と口をきこうともしません。

 

 

 

 

対人関係に失敗した人に大人のアドバイスは響かない事も

対人関係に失敗した人に大人のアドバイスは響かない事も

例えば、対人関係に傷ついている、現実に引きこもっている子供に対して、客観的評価を加えた「大人のアドバイス」を押しつける のは逆効果になる場合が少なくありません。

親の教育理念としては、子供が可愛いからこそ叱ったりたしなめたりするわけですが、叱られた子供の受け取り方はまったく別なのです。

Bさんが親にぶつけた仲問に対する非難の言葉は、学校以外の人間関係でもつまずいてしまった自分へのふがいなさ、苦しみの重裏返しかもしれません。
それを単なる本人の「性格のゆがみ」として責めるのは、傷口に塩を塗り込むようなものです。

 

 

 

 

まずは受け止める事がポイント

まずは受け止める事がポイント

まずは、「そんなことがあったのか」「あなたの気持ち、わかってもらえなかったんだね」「それは辛かったね」など、気持ちに寄り添うような言葉をかけましょう。
人間関係が失敗した人から見て、「この人は私の理解者だ」と感じない限り、その人との関係の溝はますます深まっていきます。
対人関係がうまくいかない、その原因はゆっくり探ることにして、まずは肯定的な言葉を心がけてみてください。

 

 

 

 

まとめ:人間関係に失敗した人への対応



人間関係に失敗する人の特徴としては「協調性が無い」という事が挙げられます。
これは、その人そのものの感性が問題となっている事もあれば、その人が付き合っているチームや組織といったコミュニティーが原因の場合もあります。
しかし、人間関係の失敗として捉えれば、「その人を中心とした周囲の人との関係がうまくいっていない」と言えます。

 

その人が組織として協調する意思を持って行動を起こす事が出来なかった事や、人間関係を築き上げているコミュニティーそのものがおかしい場合もあるので、一概にどちらが悪いともいえません。


例えば、対人関係に傷ついている、現実に引きこもっている子供に対して、客観的評価を加えた「大人のアドバイス」を押しつける のは逆効果になる場合が少なくありません。

親の教育理念としては、子供が可愛いからこそ叱ったりたしなめたりするわけですが、叱られた子供の受け取り方はまったく別なのです。


まずは、「そんなことがあったのか」「あなたの気持ち、わかってもらえなかったんだね」「それは辛かったね」など、気持ちに寄り添うような言葉をかけましょう。
人間関係が失敗した人から見て、「この人は私の理解者だ」と感じない限り、その人との関係の溝はますます深まっていきます。
対人関係がうまくいかない、その原因はゆっくり探ることにして、まずは肯定的な言葉を心がけてみてください。

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